【山道を越えて辿り着く、奄美の隠れ家】アクセス方法
行く手順
- 名瀬方面へ向かいます。
- 名瀬を超えて、トンネルを抜けてすぐ右へ。旧道へ入ります。
- 山道を登っていくと、左手に見えます。
駐車場あり・トイレ完備。初めてでも安心の案内看板もあり、道中からすでに非日常が始まっています。
【“整い”の頂点を体験する】温泉&サウナ体験記
敷地に入って最初に現れるのが、木々と山に囲まれた温浴施設。まず目に飛び込むのは「インフィニティ露天風呂」。山の緑と海の青に包まれながら、湯に身を委ねる贅沢さは格別です。ぼんやりと空を見上げているだけで、日々の疲れがじわじわと溶けていく感覚。
内風呂や貸切露天風呂のほかに、特筆すべきは充実したサウナエリア。薪で焚かれたフィンランド式バレルサウナ、男女別のロウリュサウナなど、サウナ好きにはたまらないラインナップ。サウナ→水風呂→外気浴のルーティンで、自然の風を浴びながら“整う”瞬間は、まさに至福そのもの。
さらに施設内には、子ども連れに嬉しい屋内型キッズスペースや漫画コーナーも。まるで小さな漫画喫茶のように揃ったラインナップには、大人も夢中になります。リクライニングチェアでのんびり漫画を読みながら、湯上がりのひとときを過ごすのもおすすめです。
そのほかにも、屋外には温水プールがあり、家族で楽しむのに最適。天候に左右されず、1日中遊び尽くせるのが魅力です。
【絶景と潮風に包まれて味わう、二つのレストラン】
温泉棟の2階にあるレストラン『カワセミトーグラ』では、地元食材を活かしたメニューが豊富。鶏飯や島豚のグリル、奄美カレーなど、旅人の胃袋をしっかり満たしてくれます。私が注文したのは鶏飯。さっぱりとした出汁とふんわりとした鶏肉が絶妙なバランスで、湯上がりにぴったりでした。
そして何より印象深かったのは、少し車で下った場所にある海沿いのレストラン『ガジュトーグラ』。海が目の前に広がるウッドデッキでのランチは、まさに非日常。東屋のような屋根の下で、海風に吹かれながら食べた島魚のフライとハンバーグは最高の味わいでした。
リゾート感と手作りの温かみが同居する空間。旅先での食事の理想形をここで見つけました。
【泊まらずには帰れない!? 地元も推薦するグランピング】
今回、実際の宿泊はしていませんが、地元に住む友人の紹介でグランピング施設の中を案内してもらいました。
“浜辺に泊まる”をテーマにしたトレーラーハウス「ハマブチドマリ」は全6棟。それぞれがプライベート感を大切にした配置で、ビーチを望むデッキ付き。内装はナチュラルモダンで統一されており、家族でもカップルでも快適に過ごせるつくり。
波音を聞きながら星空を眺めて眠り、鳥の声で目覚める...そんな体験が約束されている空間でした。
【誰でも一日楽しめる、全天候型アクティビティの宝庫】
天気が良ければプールや海遊び、雨の日でも漫画コーナーやキッズスペースでたっぷり遊べます。クラフト体験では島の素材を使ったものづくりができ、旅の思い出にぴったり。
また、車で敷地内を移動するユニークなレイアウトは、小さなテーマパークのよう。大人も子どもも、遊び心を取り戻せる場所です。
【料金とプラン情報】
- 日帰り利用:中学生以上 5,210円(温泉+プール)
- 貸切温泉:12,400円~(4名)
- グランピング宿泊:55,000円~(1泊2食付)
- レストラン:アラカルトメニュー中心/ドリンク・アルコールも充実
※時期によりイベントや休館日あり。詳細は公式サイトで最新情報をチェックするのがおすすめです。
【五感がほどける、極上の癒しリゾート体験】
温泉で“整い”、サウナで汗を流し、海沿いで美味しい食事を味わう。体験の一つ一つが心身を解きほぐしてくれる時間でした。
グランピング施設の内覧も含めて感じたのは、このリゾートが単なる観光地ではなく、“自分を取り戻す場所”だということ。都会の喧騒から離れ、風と水と火の力でリセットされるような、そんな力がここにはありました。
次回はぜひ、実際に宿泊し、夜の星空の下で焚き火を囲みたい。そんな気持ちにさせてくれる場所、それがハナハナリゾートです。